日本で初めて鉄道が開通したのは1872年10月15日の新橋〜横浜で、この日は鉄道記念日となっていますが、それからわずか10年後の1882年には北海道で初めて、全国でも3番目の鉄道が開通しています。それが官営幌内鉄道です。小樽市の手宮駅と、札幌・岩見沢を通り、三笠市の幌内駅を結び、後で開通した部分もあわせると100km近くの鉄道でした。 北海道鉄道開通起点標が建てられているところは、まさに北海道最初の鉄道の起点である当時の手宮駅の構内で、北海道の鉄道がこの地から生まれたことを記念して1942年に設置されました。そしてこの中心が北海道における鉄道起点(ゼロマイル・ポイント)になります。 また、鉄道発祥の地碑は、手宮駅と反対側の端で、名前の由来にもなっている幌内駅の跡に建てられていて、手宮駅と同様に、ここを通っていた幌内鉄道が北海道の鉄道のはじまりであるということを表しています。 幌内鉄道の移り変わり
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